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追加検査とは

ある遺伝子検査キットの詳細を調べていると「追加検査」という項目を見つけた、なんて方もいるのではないでしょうか。言葉は分かるもその内容はよく分からない、そんな追加検査について解説します。


新たな検査項目を追加で検査

「追加検査」とはその名の通り、「追加で検査を行う」というもの。もっと詳しく解説すると、「今後研究が進むうえで新たな検査が可能となった場合、既にある検体で検査を行う」というものです。 つまり一度送った検体で今後追加で検査が行えるというもの。 遺伝子検査は今もなお日々研究が進んでおり、その中で新しい検査項目が見つかる可能性もあります。そうすれば今よりさらに細かな検査が可能となり、より詳しい自分の身体の状況を知ることができるようになるのです。


対応しているのはごく一部のキット

最初の検体採取だけで追加の検査が可能となるのならこんな嬉しいことはありません。ただし全ての遺伝子検査キットで追加検査に対応しているわけではなく、対応しているのはごく一部。 それも追加の検体は必要ありませんが、「追加の料金」が必要となるケースがあるので注意が必要です。 追加検査に対応している一部の検査キットは以下のようになっています、 「GeneLife」 ごく一部の検査キットが対応しており「GeneLife」なら同じシリーズの「Premium」が追加検査に対応、一部有料で追加の検査が可能になっています。同じ遺伝子検査キットのシリーズでもGeneLifeのように対応しているキットとしていないキットがあるので、追加検査を視野に入れるなら事前の確認が必要です。 ちなみにGeneLifeのスタンダードなキットでは約360項目が検査可能、Premiumなら最大で394項目が検査可能となっています。


検体の採取が失敗する時もある

基本的には一度の検体採取で追加の検査も行えるようになり、どの遺伝子検査キットでも検体採取は最初の1回だけとなっています。しかしそもそも最初の1回目に検体の採取に失敗するという例もあるので注意が必要です。 失敗する例として挙げられるパターンは以下、 「食べかすが残った状態での検体採取」 「カフェインといった成分も検査に支障をきたす」 「歯磨き粉が残った状態」 清潔にした状態での検体採取が基本となりますが、十分に歯磨きをしても洗い流しが甘ければそれも失敗の原因となります。 1時間前には歯磨きを終わらせて採取に望むことをおすすめします。そして1時間はできるだけ食べ物やジュース等を口にしないよう過ごしてください。そうすれば上手く最初の1回だけの採取で検査、追加検査が可能となるでしょう。